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② 情報収集と伝達の重要性―警備の質を左右する“情報力”

  • ebetsu-iwamizawa-k
  • 14 分前
  • 読了時間: 2分

(警備業シリーズ:情報力編)

1. 導入(前回からのつながり)

前回は、警備員が業務の中で身につけるべき「状況判断力」について解説しました。状況判断力を支える土台となるのが「正確な情報」と「適切な伝達」です。今回は、警備業務における情報収集と伝達の重要性について掘り下げます。


2. テーマの背景・問題意識

安全管理の現場では、情報の正確性とスピードが成果を大きく左右します。一つの情報共有が遅れるだけで、事故の発生や拡大につながるケースは少なくありません。特に複数の担当者・テナント・行政と連携する現場では、情報伝達の質が業務全体の質そのものを決めるといっても過言ではありません。

3. 現場視点での具体的な取り組み

巡回時の詳細な記録

巡回中の小さな異常や設備の変化を正確に記録します。記録が蓄積されることで、異常の兆候を早期に把握できます。

担当者間の連携強化

引継ぎの際、細かな情報も漏れなく伝えることで、夜間帯や休日のトラブルを未然に防ぎます。

管理者・テナント・行政との共有

火災警報、設備異常、不審者情報など、施設全体に関わる内容は関係者へ迅速に伝達します。情報の精度が高いほど、対応力が強化されます。


4. 事例・ケーススタディ

ある施設では、日々の引継ぎノートに「微弱な異臭」の記載が残されており、別の警備員が翌日にその情報を確認してガス機器の異常を特定。事故を未然に防ぐことができました。このケースは、たった数行の記録が大きな安全につながった例です。

地域で連続発生した万引き事件では、テナント間での情報共有を警備員が調整し、犯行パターンの把握と早期逮捕につながった事例もあります。

5. 求められる技術・スキル

  • 情報収集力

  • 文書・記録力

  • 正確な伝達力

  • 重要度を判断する能力

  • コミュニケーション力

情報は集めるだけではなく、「適切に伝えること」で初めて価値が生まれます。


6. 今後の展望・課題

警備システムのデジタル化が進む中、情報の一元管理やリアルタイム共有が可能になりつつあります。ただし、最も重要なのは「どの情報を、誰へ、どのタイミングで伝えるか」を判断する警備員の能力です。デジタルツールは補助であり、最終判断と伝達精度は人のスキルに依存します。

7. まとめ

情報力は、警備業務における安全の基盤となります。状況判断力、危機管理力と同様に、情報の扱い方は現場の安全性を大きく左右します。次回は、この情報力を支える教育・訓練について深掘りを行う予定です。


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